Q&A

Question 一覧

ベストカラー(綿・麻・レーヨン用)について

 Q1.どんな素材が染められますか。

 Q2.どんな染め方がありますか。

 Q3.事前に用意しておくものはありますか。

 Q4.ムラになった場合、直す方法はありますか。

 Q5.お洗濯の際に注意する点はありますか。

 Q6.染色に適さない生地はありますか。

 Q7.染める上で注意する点はありますか。

 Q8.染めた後の染色液は再使用できますか。

 Q9.色見本よりも濃く染めたり、薄く染める方法はありますか。

 Q10.キレイに染めるコツはありますか。

 Q11.染料が手や衣服に付いてしまった場合、落とすことはできますか。

 Q12.余った染料や助剤はどのように保存したらいいですか。

 Q13.混色はできますか。

 Q14.デニムを染めることはできますか。

 Q15.大きいものを染める場合、染料はどれくらい必要ですか。

 Q16.タイダイ染めのやり方を教えてください。

 Q17.染めた後の染色液はどのように廃棄したらいいですか。

 Q18.濃い色を薄い色に染め替えることはできますか。


ベストカラー(ポリエステル用)について

 Q1.どんな素材が染めらえますか。

 Q2.染め方について教えてください。

 Q3.事前に用意しておくものはありますか。

 Q4.染色に適さない生地はありますか。

 Q5.染料はどのくらい必要ですか。

 Q6.キレイに染めるコツはありますか。

 Q7.ポリエステル用の定着剤はありますか。

 Q8.ベストコールド(低温染色助剤)の併用はできますか。

 Q9.染める上で注意する点はありますか。

 Q10.ソーピング処理の際に注意する点はありますか。

 Q11.ソーピング処理をすると色が落ちてしまいました。原因として、どんなことが考えられますか。

 Q12.ソーピング処理は必ず行う必要がありますか。

 Q13.色見本よりも濃く染めたり、薄く染める方法はありますか。

 Q14.混色はできますか。

 Q15.染めた後の染色液は再使用できますか。

 Q16.染めた後の染色液はどのように廃棄したらいいですか。

 Q17.余った染料や洗浄剤はどのように保存すればよいですか。

 Q18.染色・ソーピングの所要時間はどのくらいですか。

 Q19.染料が手や衣服についてしまった場合、落とすことはできますか。

 Q20。ムラ染めになった場合、直す方法はありますか。

 Q21.濃い色を薄い色に染め替えることはできますか。

 Q22.刺繍部分は染まってしまいますか。

Q1.どんな素材が染められますか?

A. 綿、麻、レーヨン素材(植物性繊維)が染まります。例えば、Tシャツの生地自体は綿素材でも、縫い糸にポリエステル素材が使われている場合は、糸の部分のみ染まらず元の色のまま残ってしまうことがあります。また、綿ポリの混紡素材は、綿の部分だけが染まるのでポリエステルの割合が多いほど薄く染まります。


Q2.どんな染め方がありますか?

A. 加熱して染める方法と、低温で染める方法があります。

【加熱して染める方法】

①Tシャツ(約125g)を事前に洗い、濡れたまま軽く絞っておきます。

②ベストカラー30mlをよく振ってから熱湯500mlで溶かし、ぬるま湯3.5Lを加え、約40℃に調整します。

③Tシャツを入れ、よくかき混ぜながら約70℃まで温度を上げていき塩水200ml(塩30gを溶かしたもの)を加えます。

④さらに80℃~煮沸で30分間かき混ぜます。

⑤色が出なくなるまで水洗いし、洗濯洗剤で5分間洗い、すすいで陰干しします。

※ 黒も他の色と同じ分量で染められます。

※ 80℃以上で十分に濃く染まります。

【低温で染める方法】

①Tシャツ(約125g)を事前に洗って、濡れたまま軽く絞っておきます。

②ベストカラー30mlをよく振ってから熱湯500mlで溶かし、水3.5Lを入れ、これにベストコールド60gを加えてよくかき混ぜます。

③Tシャツを入れ、30分間かき混ぜます。

④水洗いし、洗濯洗剤で3分間洗い、すすいで陰干しします。

※ 加熱して染める方法に比べて薄く染まります。黒などの濃色は、加熱染色をお勧めします。


Q3.事前に用意しておくものはありますか?

A. トングまたはさいばし、ゴム手袋、計量スプーン、計量カップ、エプロン、洗濯用洗剤(粉・液体どちらも可)、温度計(100円ショップで購入可)【加熱して染める場合】 ボウルなどの金属製容器(材質は問いませんがステンレス以外は染まります。)塩(市販の食塩で十分です。)【低温で染める場合】バケツなどの容器、ベストコールド(低温染色助剤)


Q4.ムラ染めになった場合、直す方法はありますか?

A. 同じ色でもう一度染めると、目立たなくなります。ムラの程度がひどい場合は、ミラクルカラーリムーバー(脱色剤)で脱色し、再染色することをお勧めします。


Q5.お洗濯の際に注意する点はありますか?

A. お洗濯で色落ちすることがあります。ベストフィックス(定着剤)をお使いいただくと色落ちを防ぐことができますが、他の物と分けて洗ってください。


Q6.染色に適さない生地はありますか?

A. 洗濯表示で「水洗い不可」のものは、型崩れ・縮み・風合いの変化を起こす恐れがあります。また、撥水・防水加工された生地は染まらなかったり、ムラになることがあります。


Q7.染める上で注意する点はありますか?

A. 加熱して染める場合は、約40℃で生地を入れてから染色液の温度を徐々に上げてください。高温の状態で染色液に生地を入れると染料の特性上、一気に染料がつくのでムラになりやすいです。


Q8.染めた後の染色液は再使用できますか?

A. 染色時に、染料の成分のほとんどが生地につきますので、一度使った染色液では、薄い色にしか染めることができません。染料を追加して染めると色ブレが起きやすいため、ご希望の色に仕上げたい場合は、新たに染色液をご用意することをお勧めします。


Q9.色見本よりも濃く染めたり、薄く染める方法はありますか?

A. 色の濃さは、生地の重さ(乾いた状態)に対し、加える染料の量によって決まります。染料を基準量よりも増やすと濃く染まり、減らすと薄く染まります。ただし、極端に増やすと違った色目に仕上がり、極端に減らすとムラになることがありますのでご注意ください。


Q10.キレイに染めるコツはありますか?

A. 染色液は生地全体がゆったりと浸かる程度の容量を用意してください。水の量が少ない場合、ムラになりやすいです。また、染色中は生地がからまないように動かしたり広げたりして、染色液が生地全体に行き渡るようにするとムラなくキレイに仕上がります。


Q11.染料が手や衣服に付いてしまった場合、落とすことはできますか?

A. 手に付いた染料は、石鹸でよく洗っていただきますと2~3日でキレイに落ちます。作業にはゴム手袋の使用をお勧めします。衣服に付いた染料は、水洗いと洗剤洗いで、ある程度は落ちますが、完全に落とすことは困難です。作業にはエプロンの着用を、お勧めします。


Q12.余った染料や助剤はどのように保存したらいいですか?

A. 直射日光の当たらない、湿気の少ない場所に保存してください。


Q13.混色はできますか?

A. 染料同士を混ぜて、お好みの色を作ることが可能です。液体染料を計量スプーンで量り取って混ぜるだけで、簡単に調合できるので、ぜひ試してみてください。


Q14.デニムを染めることはできますか?

A. 染めることができます。デニムの重さを量っていただき、その重さに見合った分量の染料・塩・湯で染めてください。


Q15.大きいものを染める場合、染料はどれくらい必要ですか?

A. 生地の重さに合わせて、染料・塩・湯の量も増やしてください。

*染料を溶かすときのお湯と、塩を溶かすときの水を加えた量です。容量は規定量ですので目安としてお考えください。生地全体がゆったりと浸かる程度あれば問題ありません。


Q16.タイダイ染めのやり方を教えてください。

A. 電子レンジを使ったタイダイ染め(レンジ染め)をご紹介します。【用意するもの】 ベストカラー(液体染料)3色、ベストコールド(低温染色助剤) ベストフィックス(定着剤)、スクイーズボトル4本 輪ゴム、ビニール手袋 タイダイ染めキットにセットされています。 計量スプーン、計量カップ、受け皿(バケツ・バット・ボウル等) 網・ワイヤーネット等、エプロン、洗濯洗剤(粉・液体どちらも可) ラップ、電子レンジ対応の容器、ビニールシート等、電子レンジ

【染め方】

①ベストカラーをよく振ってからスクイーズボトルに必要量を量り入れ60℃のお湯で薄め、ベストコールドを加えてよく振って溶かします。例イエロー:5ml(小さじ1)+ ベストコールド:10g(小さじ2)+ 湯:100mlチェリーピンク:5ml(小さじ1)+ ベストコールド:10g(小さじ2)+ 湯:100mlアクアマリン:2.5ml(小さじ1/2)+ ベストコールド:10g(小さじ2)+ 湯:100ml

②濡らしたTシャツをビニールシートなどの上に広げます。中央をつまんで渦状にねじっていき、丸くなるように形を整えます。

③Tシャツに輪ゴム3~4本をかけて縛り、固定します。

④受け皿の上に網を載せ、その上に形を整えたTシャツを置きます。

⑤①で作った染色液を振り掛けます。裏側も同じように振り掛け30分間置きます。

⑥スクイーズボトルにベストフィックス7.5ml(小さじ1と1/2)と、60℃のお湯100mlを入れ、よく振って溶かします。これを⑤の表側に全量振り掛けます。再度、定着液を作って裏側にも振り掛けます。

⑦Tシャツから定着液が垂れなくなったら、ラップに包んで電子レンジ対応の容器に載せ、500Wで2分間温めます。電子レンジから取り出して30分間置きます。

⑧ラップを外し、網の上にTシャツを置いて、適量の水(約500ml)を振り掛けます。

⑨輪ゴムを付けたまま流水ですすぎ、表面の染料を落とします。あまり色が出なくなったら輪ゴムを外して水洗いしてください。洗濯洗剤で約5分間洗い、すすいで陰干しします。

※ ここでは、渦模様に染める方法をご紹介しています。

※ 定着剤には、内容量が違う「ベストフィックスミニ(30ml)」と「ベストフィックス(60ml)」 の2種類があります。2つの商品は濃度が異なるため、ベストフィックスミニの場合は7.5ml、 ベストフィックスの場合は2.5mlをご使用ください。


Q17.染めた後の染色液はどのように廃棄したらいいですか?

A. 有害な成分は含まれていませんので、そのまま排水していただいて問題ありません。


Q18.濃い色を薄い色に染め替えることはできますか?

A. 染色は染める度に色が重なっていき、元の色の影響を受けます。したがって、濃い色の生地を薄い色の染料で染めても、薄い色には仕上がりません。濃い色の生地*をミラクルカラーリムーバー(脱色剤)で脱色した後、薄い色の染料で染めてください。ちなみに、元の色によっては脱色しても白くならず、薄いクリーム色~薄いベージュ色に仕上がりますが、染め替えには影響しませんのでご了承ください。

*市販の生地の中には、違う種類の染料が使用されているため脱色が難しい場合があります。

Q1.どんな素材が染められますか?

A. ポリエステル素材のブラウス、ウィッグ、ボタンの他、樹脂成型品が染まります。綿ポリの混紡素材は、ポリエステルの部分だけが染まるので、綿の割合が多いほど薄く染まります。


Q2.染め方について教えてください。

A. 加熱染色後、必ずソーピング処理を行ってください。

染色~必ず加熱染色(約90℃以上)を行ってください。~①ブラウス(約125g)を事前に洗い、濡れたまま軽く絞っておきます。②ベストカラー37.5g(1/2ボトル)をよく振ってから容器に入れ、水3.75Lを加えてよくかき混ぜます。さらに酢30mlを加え、再度よくかき混ぜて染色液を作ります。③②の染色液にブラウスを入れ、よくかき混ぜながら温度を上げていき、約90℃以上で30分程度かき混ぜます。④ぬるま湯で軽くすすぎます。

ソーピング処理~余分な染料や助剤を落とします。~⑤ぬるま湯5Lに洗浄剤4g(1/2袋)を入れ、よくかき混ぜます。⑥染めたブラウスを入れ、約85℃で5分間かき混ぜます。⑦湯(又は水)に洗濯用洗剤を少々加えて3分間洗います。⑧すすいだ後、陰干しして、アイロン*をかけて下さい。*ポリエステル素材は生乾きの状態でアイロンをかけるとしわが伸びやすいのでおすすめです。


Q3.事前に用意しておくものはありますか?

A. トングまたはさいばし、ゴム手袋、計量スプーン、計量カップ、エプロン、洗濯用洗剤(粉・液体どちらも可)、温度計(100円ショップで購入可)ボウルなどの金属製容器(材質は問いませんがステンレス以外は染まります。)酢(市販の食酢で十分です。)


Q4.染色に適さない生地はありますか?

A. ①洗濯表示で「水洗い不可」のもの→型崩れ・縮み・風合いの変化を起こす恐れがあります。②アイロンマークで「アイロン不可」や「低温」表示のもの→繊維が溶けてテカリが発生したり、生地が傷む恐れがありますので、加熱染色に適しません。③撥水・防水加工された生地→加工の特性上、染まらなかったり、ムラになることがあります。


Q5.染料はどのくらい必要ですか?

A. 生地の重さに合わせて染料・酢・洗浄剤・湯を加減してください。

※1 容量は規定量ですので目安としてお考えください。生地全体がゆったりと浸かる程度あれば 問題ありません。

※2 湯の量を減らす場合は、洗浄剤の量も規定濃度(0.08%)になるように調節してください。 例えば 5Lの洗浄液を作る場合、加える洗浄剤の量は、湯 (5,000g)×0.08/100=4g です。 (1Lの水の重さは1,000gです。また「0.08%」を、全体を1とした割合に変換すると0.08/100になります。)


Q6.キレイに染めるコツはありますか?

A. 染色液は生地全体がゆったりと浸かる程度の容量を用意してください。水の量が少ない場合、ムラになりやすいです。また、染色中は生地がからまないように動かしたり広げたりして、染色液が生地全体に行き渡るようにするとムラなくキレイに仕上がります。


Q7.ポリエステル用の定着剤はありますか?

A. ポリエステル用の定着剤はありません。ベストカラー(ポリエステル用)は加熱染色によって染料が染着しますので、定着処理を行う必要がありません。


Q8.ベストコールド(低温染色助剤)の併用はできますか?

A. 併用はできません。ポリエステル素材は低温では染料が染着しませんので、必ず加熱染色(約90℃以上)を行ってください。


Q9.染める上で注意する点はありますか?

A. 加熱するときは、染色液に生地を入れてから、徐々に温度を上げてください。最初から染色液を高温にした状態で生地を入れると、染料の特性上、一気に染料がつくのでムラになりやすいです。


Q10.ソーピング処理の際に注意する点はありますか?

A. 必ず洗浄剤の規定濃度(0.08%)を守ってご使用下さい。洗浄剤が不足すると、余分な染料が布表面に付いたままになるため、衣類などに色移りすることがあります。また過剰に加えると、染着した染料が流れ落ちて、色が薄くなってしまうことがあります。


Q11.ソーピング処理をすると色が落ちてしまいました。原因として、どんなことが考えられますか?

A. ①染色が不十分(染色温度・時間の不足)だったため。②洗浄剤を加えた量が過剰だったため。などが考えられます。


Q12.ソーピング処理は必ず行う必要がありますか?

A. 染めるものが着用するものではない場合は省略できます。ただし摩擦などによって色移りする恐れがありますのでご了承ください。


Q13.色見本よりも濃く染めたり、薄く染める方法はありますか?

A. 色の濃さは、生地の重さ(乾いた状態)に対し、加える染料の量によって決まります。染料を基準量よりも増やすと濃く染まり、減らすと薄く染まります。ただし、極端に増やすと違った色目に仕上がり、極端に減らすとムラになることがありますのでご注意ください。


Q14.混色はできますか?

A. 染料同士を混ぜて、お好みの色を作ることが可能です。液体染料を計量スプーンで量り取って混ぜるだけで、簡単に調合できるので、ぜひ試してみてください。


Q15.染めた後の染色液は再使用できますか?

A. 染色時に、染料の成分のほとんどが生地につきますので、一度使った染色液では、薄い色にしか染めることができません。染料を追加して染めると色ブレが起きやすいため、ご希望の色に仕上げたい場合は、新たに染色液を用意することをお勧めします。


Q16.染めた後の染色液はどのように廃棄すればいいですか?

A. 有害な成分は含まれていませんので、そのまま排水していただいて問題ありません。


Q17.余った染料や洗浄剤はどのように保存すればいいですか?

A. しっかりと口を封じ、直射日光の当たらない、湿気の少ない場所に保存してください。


Q18.染色・ソーピングの所要時間はどのくらいですか?

A. 1~1.5時間程度です。(陰干し・アイロンの時間は含まれません。)


Q19.染料が手や衣服に付いてしまった場合、落とすことはできますか?

A. 手に付いた染料は、石鹸でよく洗っていただきますと2~3日でキレイに落ちます。作業にはゴム手袋の使用をお勧めします。衣服に付いた染料は、水洗いと洗剤洗いで、ある程度は落ちますが、完全に落とすことは困難です。作業にはエプロンの着用を、お勧めします。


Q20.ムラ染めになった場合、直す方法はありますか?

A. 同じ色でもう一度染めると、目立たなくなります。ポリエステル素材は一度染まると脱色できませんので、ムラの程度がひどい場合は修復が難しいことがあります。


Q21.濃い色を薄い色に染め替えることはできますか?

A. 染色は染める度に色が重なっていき、元の色の影響を受けます。したがって、濃い色の生地を薄い色の染料で染めても、薄い色には仕上がりません。濃い色の生地を脱色する必要がありますが、ポリエステルは脱色ができません。以上の理由から、薄い色への染め替えが難しいことを、ご理解いただけたらと思います。


Q22.刺繍部分は染まってしまいますか?

A. 刺繍部分にポリエステルの糸が使われている場合は、染まります。染めるもの本体のポリエステルを染める際は、刺繍部分が目立たなくなる可能性があることをご承知の上、染めてください。ちなみに、染めるもの本体が綿素材の場合は「綿・麻・レーヨン用」で染めるので、刺繍部分は染まらずに、元の色のまま残ります。