リペアしたセーターの完成度を上げよう
以前、ピンクのタートルネックのセーターを Rit染料 (タン) で染め替えましたが、お気づきの方もいらっしゃるかとは思いますが、少しムラができてしまいました。
ウールのセーターを何度か染めていますが、なかなかムラなくきれいに染めることができません。
皆さんの中にも経験のある方がいらっしゃるかもしれませんね。
濃い色に染めてしまえば目立たないかもしれませんが・・・・・・
できる範囲で、「考えられるムラが生じる原因」を無くすよう確認しつつ染色してもなかなかうまくいかないのです。
そこで、初めから濃く染めるのではなく、2 ~ 3 度に分けて染めてはどうでしょう。
前回のうまくいかなかった部分の補修をしつつ染めていけば完成度も上がるのでは???
(染まりの悪かった部分から先に染色液に浸けるなど・・・・・・)
一度目のリペアしたセーターをもう一度 Rit染料 (タン) (規定量) で二度目のリペアにチャレンジしました。
当然、二度目なので、色は濃くなりますが、ムラはずいぶんと解消されたと思います。
今回は、染める前に特に入念にセーターを濡らしておきました。
このようにいつも良い方向に行くと限りませんが、なかなかムラなく染められない人は、試してみる価値はあると思います。
仕上がりの色が濃くなるのが嫌な人は、一度の染色に使う染料の量を半分にして二度染めてください。
※染料を余り少なくするとよりムラが生じます。
<ウールの染色で気を付けること> Rit染料の場合
〇染めるものの重さに比べて規定量より多目の染料を使用しましょう。
〇染めるものは濡れ残しの無いようしっかり濡らしておきましょう。
〇染めるときの洗剤(ムラ防止)は、必ず入れてください。
〇パウダーの場合は、溶け残りが無いようよく溶かしましょう。
〇できれば、染色液は、温度を上げて(約60℃ )染料を良く溶かしてから40℃ に調節し、使用してください。
〇つなぎ目やリブ部分が深く内側に入り込んでいる場合、時々伸ばして内側も染まるよう工夫してください。
<ウールの染色での問題点>
ウールのセーターの中には、縫製にポリエステル糸を使用しているものがあります。この場合、身頃や袖のつなぎ目部分は染まりません。
今までセーター(ウール)を上手に染められなかったあなた、もう一度チャレンジしてみませんか?
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