実験です

のれん(レーヨン85%、シルク15%)を染める場合、皆さんなら「ベストカラー」「Rit染料」どちらを選びますか?


シルクが混ざっているので、Rit染料(ネイビーブルー)で40℃ で染めようと考えました。

「ベストカラー」では、シルクが染まらない上、40℃(低温染色)では「ベストコールド」が必要になるからです。


しかし、ここで疑問が湧きました。

シルクを染める場合の染色助剤は「酢」、レーヨンを染める場合は「塩」だからです。


そこで、のれんが2つに分かれていることから、それぞれを染色助剤「酢」と「塩」で染めてみることにしました。


染色助剤以外は同じ条件で、左側は「塩」、右側は「酢」を加えて染めてみました。


どうでしょう。

のれんの生地が薄いので、1枚では肉眼ではその差は分かり難いですが、重ね合わせるとその差ははっきり分かります。(画像は、全体像以外は接写したものです)


左側は主にレーヨンが染まっていて、色のトーンは明るく(青みが強く) 85%が染まっていると考えられるので濃く染まっています。

右側は主にシルクが染まっていて、色のトーンは暗めで15%だけが染まっているにしては良く染まっています。


このように染める素材や含まれる量によって、色調や色目が違ったり濃さに差ができたりするので、それを利用して自分好みの作品を作ることも可能です。

例えば、

Rit染料(塩)のみで、Rit染料(酢)のみで、Rit染料(塩)と(酢)で、ベストカラーのみで、Rit染料(酢)とベストカラーでと一部の素材のみ染めたり、すべての素材を染めたり、染める染料によっては発色が微妙に違ったりすることで仕上がりが違ってくるからです。


ネイビーブルーはどちらかというとその差が出にくい色ですが、色によっては大きく違ってくるものもあるので、その特徴を利用して独自の作品を作ってみては・・・・・・

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