綿・ポリの軍手を素材ごとに染めて、比べてみました。<シリーズ 3(最終)>

含まれている量が不明の綿・ポリの軍手をベストカラー(綿・麻・レーヨン用)と(ポリエステル用)の異なる色で染めてみました。

まず、軍手をベストカラー(ポリエステル用)アクアマリンで染めた後、ソーピング処理をしました。

ブラックやレッドと違って、ソーピング処理しても、そんなに色が落ちたようには見えませんでした。

次に、ベストカラー(綿・麻・レーヨン用)レッドで染めました。

染め上りは真っ赤でしたが、水洗いすると一気に赤い色が落ち、下の画像のようにパープル?に仕上がりました。

※ 参照 図の左―ポリエステル(アクアマリン)のみ、中央―綿(レッド)・ポリエステル(アクアマリン)共、右―綿(レッド)のみ染色

上記と同様に、軍手をベストカラー(ポリエステル用)イエローで染めた後、ソーピング処理し、ベストカラー(綿・麻・レーヨン用)レッドで染めました。

オレンジに見えるでしょうか?

実際には、軍手に使用している繊維が太い上、太さも揃っていない為、ポリエステルと綿の繊維が肉眼で区別できます。(異なる色で染色した場合)

一般に綿・ポリの混紡品や混織品は細い繊維で織目も細かく均一にできているので、綿とポリエステルの繊維を肉眼で区別することはできません。

ですから、綿とポリエステルを別の色で染めた場合、混合した色に仕上がります。

ただし、布地の一部分に変わり織を加えたり、表と裏で違う素材を用いている物もあるので、注意しましょう。

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